2014年6月5日木曜日

栗原市TK様邸 8 :中間検査

これまで個人で更新していたブログをまとめて、スタッフブログ、現場ブログとなりました。
現場ブログではこれまでと変わらずに現場状況を載せていくのでよろしくお願いします!!!



TK様邸は中間検査を行った。
計画通りに現場が進んでいるか、構造耐力部材等の確認をする。

筋交と金物火打ち梁。




1F,2Fの床に24mmの根太レス合板を使用しており、水平方向の変形防止を担っている。そのため、1F天井に火打ち梁が無い。

自身初めての中間検査だったが無事に終えた。一安心。

2014年5月30日金曜日

栗原市TK様邸 7 :配線胴縁

気温28°の猛暑でじんわりと汗をかきながら車を走らせ現場へ。
北海道ではまだ20°を超える日は来ていない。


柱間にグラスウールを充填し防湿シートを張り防湿層を形成する。
室内で発生する蒸気の壁への侵入を防ぎ、結露しないようにする。

当社ではさらに配線層を設ける。
配線層があることにより、配線工事の時に断熱気密層を傷付けないようにするため、性能が安定する。手間は多少かかるがメリットも多い。


断熱気密層と配線胴縁



下野の軒の出が長いため、太陽高度の高い夏の日射を遮る。
室内の陰が涼しく気持ちい良い。



これからさらに気温が上がると北海道では体験してない暑さになる。
こんなにも気候が違うため体が順応する前のこの1年はばてる覚悟だ。
ポカリスエットが必需品になる。

2014年5月26日月曜日

栗原市TK様邸 6 :開口部、付加断熱下地

上棟式以降の現場の様子を見に行った。

サッシの取り付けはまだ先だが、開口部が見え外観の表情や光の入り、見える風景を確認することができる。

下屋の防水シートを立ち上げる。



付加断熱下地。ここに厚さ90mmのグラスウールを充填し、断熱層は200mmとなる。



ベランダ前の開口部。光が差し込み、日射取得を期待できる。



2014年5月24日土曜日

壁のパネル化

壁パネルの作成をしているプレカット工場へと視察しに行く。

幅6m(柱、桁等も付いている状態)の壁パネルの作成が可能であると。サッシも取り付けることができると。
総二階で長さ六間半の住宅ならば一面を6mの壁パネル4枚で出来る。


作成中の壁パネルとパネル化する工程


ドイツでは壁のパネル化が浸透しているがパネルを作るのは手作業だという。
ここではほとんどが機械によるものであった。

一長一短ではあると思われるが一度挑戦してみたい。

2014年5月23日金曜日

研修会

3日間に渡り新住協総会研修会があった。

全国から建築の様々な分野のプロが情報交換を行う。参加者は300人ほど。
日本最大の断熱研究会である。

その報告。
鎌田先生の基調講演の一部です。


付加断熱における窓の納まりによる熱貫流ψの違い。
付加断熱により壁の断熱厚が200~300mmと大きくなっており、壁の中でのサッシの取り付け位置に自由度が高く、納まり方で窓回りの熱損失が変化する。その検証と結果。


 

モデルA(標準納まり)に比べて、モデルC(厚壁対応サッシの内付け納まり)の方が熱貫流が小さくなる。モデルC(半外サッシの内付け納まり)はさらに小さい。

この結果からサッシを内付けにすることは熱貫流率が小さくなり、灯油消費量削減に有効な方法であると考えられる。
だが内に入れすぎると日射取得が少なくなることも考えると、サッシの中心線が付加断熱部に来るよう納めることが総合的に良いのではないかと。

地域、気候風土にあった最適な開口部構法の設計に活かすことができる貴重な内容であった。

2014年5月19日月曜日

栗原市TK様邸 5 :上棟式

建て方が落ち着き、日曜日は上棟式。

棟上げまで工事が終えたことに感謝し、無事、建物が完成するのを願う儀式。



上棟式、餅撒きの様子。






がむしゃらにお餅と菓子を追い求めた結果。

俊敏な子どもが有利であったのか、大半を持っていかれた。
自分も長身の利を生かし、空中戦に持ち込めば倍のお餅をとれたのか。
作戦ミスだった。

 
 
お施主様、参加して頂いた方々ありがとうございました!!
これからも気を緩めることなく工事を進めていきます!
 
現場を担当してくださっている大工さん、上棟式ありがとうございました。
工事が終わる最後までみなさんが安全と健康であること願っています。
 
リズムを崩さないためにもがむしゃらについていくので、これからもご指導よろしくお願いします!!

2014年5月18日日曜日

栗原市TK様邸 4 :建て方2

建て方二日目。
晴れたり、雨降ったりと天気が安定しない中での作業。

屋根・天井の施工。

今回は天井断熱のため防湿シートを敷き、その上にブローイングする。
なるべく隙間を無くし、防湿層を連続させるのがポイントだ。


防湿シートを敷く。風が強く吹き作業しずらい。



シートの切れ目、小屋束周りに丁寧に気密テープを張り、防湿層を連続させる。
これを省くと室内の湿気が天井裏に入り込み、断熱効果の低下、結露へとつながる。
 



棟木を通し、垂木をかけていく。転び止め、金物でしっかりと木材同士をつなげ強度を増す。


 
 
 
 

小屋上から景色を眺望する。山の稜線が青空に溶け込み、山自体も姿を暗ます。
残る雪と青々と茂る緑を見るが、この対立する景色に不思議と違和感がない。綺麗だ。

ふとした時に日本の持つ美しい景色を見ることができた。元気100倍。